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沖縄の住宅は独特なもの。やはり、台風などの自然環境に適したコンクリートが多いのですが、なかでも特徴的なのが、屋根にある大きなタンク。ほとんどの家庭、ビルに必ずあります。
北国からの旅行者は、暖房用の燃料タンクと思うことが多いようですが、水を貯蔵しておく水タンクです。今では治水設備も進みほとんど本島では水不足にはなりませんが、一昔前までは給水制限や断水というのがよくあったので水不足に備えて各家庭で水タンクを設ける、大きな水タンクは水事情が理由です。
気になるのは石灰質を多く含んでいるのでお湯を沸かしたときに鍋に白い跡が残ったり、お風呂の掃除が大変だったりします。ホテルに滞在の場合は、それほど実感することもありませんが、コンドミニアムなど長期滞在で調理をする機会があると気になります。水道局が供給している水道水ですので体への影響は少ないのでしょうが、あまり口にしたくなかったですね。その為か、街には水が市販されていることが多くあります。
ミネラルウォーターほどは高価ではなく良心的な値段でろ過した水が売られていたり、大手スーパーではカードを作るだけで無料でもらえる水もあります。
白いのは水道水に含まれる炭酸カルシウムです。水道水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が含まれていて、やかんなどで煮沸すると内側の側面にこびりつきます。また、石鹸やシャンプーの泡立ちが悪かったりもします。
しかしこんな意見もあります。カルシウムが多いので骨粗しょう症の予防や利尿作用もあるので高血圧、便秘にもいい。カルシウムを多く取るとストレスが減るので沖縄独特の風土はこの硬水のお陰なのかもしれません。それから豚肉との相性がバッチリ。骨付き料理には臭みをとり、灰汁抜き効果がある。沖縄豚肉文化に硬水が深く関わっています。オジィオバァが元気な理由の一つは沖縄の水のお蔭かもしれませんね。
沖縄は独自の文化・習慣が色濃く残っています。日本でありながら 【琉球王国】でもあります。沖縄旅行が3倍楽しくなるよう沖縄を知ろう!読めばあなたも沖縄通!?
沖縄水事情(水タンク)
立ち並ぶ水タンク